卵子凍結とは?
卵子凍結とは、将来の妊娠に備え、若いうちに卵巣から質の良い卵子を採取して、凍結保存する方法です。
女性は生まれたときに一生分の卵子を持って生まれます。そのため、生まれてから卵子の数が増えることはなく、年齢を重ねるとともに卵子の数と質は低下していきます。
特に20代後半からは、卵子の質の低下が顕著になり、35歳を超えると、妊娠率が低下し、流産率が上昇することが知られています。
卵子凍結は、年齢を重ねても妊娠の可能性を保つ方法として用いられています。仕事やライフイベントなどによって、若いうちの出産が難しい女性にとって、卵子凍結は将来の出産に備える有効な手段です。
妊娠・出産するのに必要な卵子の数は?
凍結した卵子を使った妊娠の確率を高めるには、できるだけ多くの卵子を採取することが望ましいとされています。なぜなら、すべての卵胞に成熟した卵子が含まれているわけではないためです。
また、次の表に示す通り、妊娠や出産の成功率を高めるには、最低でも10個、できれば20個以上の卵子が必要とされています。
卵巣の機能が良い場合は、1回の採卵で10個以上の卵子を採取できます。一方で、卵巣機能が低下していると、1回に数個しか採取できず、複数回の採卵が必要になることもあります。
卵子凍結の費用は全額自己負担です。何度も採卵を繰り返すと治療費が高額になるため、経済的な負担を抑えるためにも卵巣機能を整えておくことは大切です。
卵子凍結に鍼灸施術を組み合わせるメリット
1. 採卵数の増加
卵巣動脈の血流を良くすることで、採卵数の増加が期待できます。当院の施術を受けた方では、以下のデータが得られました。
【平均採卵個数の増加】
・全体平均 8.6個 → 10.0個
(対象年齢:36.9±5.7歳、対象周期:31周期)
・40歳未満 11.9個 → 19.1個
(対象年齢:33.8±4.7歳、対象周期:13周期)
採卵数の増加は、凍結した卵子を使った際の妊娠率にも影響します。妊娠率を高めるためには、採卵数が増加するよう取り組むことが効果的です。
2. 質の良い卵子の獲得
卵巣向けの施術をすることで、卵子の質が改善が期待できます。当院での施術では、以下のデータが得られています。
【平均胚盤胞獲得個数の増加】
・全体平均 1.4個 → 3.2個
(対象年齢:36.9±5.7歳、対象周期:31周期)
・40歳未満 2.1個 → 5.2個
(対象年齢:33.8±4.7歳、対象周期:13周期)
胚盤胞(はいばんほう)とは、受精後5日目〜6日目まで成長した胚のことです。卵子の質が低い場合、胚盤胞まで成長しにくいため、胚盤胞の数が増えることは卵子の質が改善している証拠といえます。
卵子の質は、将来の妊娠率を大きく左右します。鍼灸施術により卵子の質を高めることで、凍結した卵子を使った際の妊娠率の向上が期待できます。
当院の特徴
専門資格を持つ院長が担当
当院では、内名院長がすべての施術を担当しています。院長は、日本不妊カウンセリング学会認定の不妊カウンセラー資格を取得しており、不妊治療に関する豊富な知識と経験を有しています。
女性不妊や男性不妊を含む「妊活」に特化した施術を得意としており、卵子凍結に関する不安や疑問も安心してご相談いただけます。
科学的根拠に基づいた施術
当院は、JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)に所属し、科学的根拠に基づく施術を提供しています。
卵子凍結に関する施術では、卵巣動脈の血流を改善する手技を取り入れることで、体外受精における採卵数や胚盤胞数の増加が期待できます。
お問い合わせ・予約方法
当院では、妊活に関する鍼灸施術を完全予約制で提供しています。
プライバシーに配慮した環境で、一人ひとりの状態に合わせた丁寧なカウンセリングと施術をさせていただきます。
ご予約・お問い合わせは、こちらから承ります。
卵子凍結をご検討のお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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