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院長ブログ・お知らせ

体外受精と顕微授精どちらが良いのか?

顕微授精より体外受精?

体外受精or顕微授精どちらが良いのか

顕微授精より体外受精の方が結果が良いと聞いたのですが、というご質問をいただきました。

どちらも体外で受精させるから同じではないの?と思うかもしれませんが、実は違いがあるのです。

結論から先に言いますと

顕微授精より体外受精の方が培養結果(胚盤胞到達率)が良い

と言われています。

ちょうど最近リプロダクション大阪の北宅先生がブログにもあげておられました。

https://ameblo.jp/koetaro/entry-12598808401.html

体外受精では採卵(外に卵子を採り出す)した後、精子を卵子にふりかけて受精させます。

顕微授精では一つの卵子に一つの精子を針で注入し受精させます。

このどちらを選ぶかは病院や医師の方針によりけりなのですが、ざっくり言うと

採卵数が少なかった場合

精液所見が悪い場合

です。

採卵数が少ないと受精しないことによる移植キャンセルを避けるために顕微授精が選ばれる傾向にあります。

また精液所見が悪いとふりかけても受精しない可能性が高くなるので、顕微授精をおこないます。

顕微授精の方が受精率は高いので、なかなか受精しない方には適しているのかもしれませんが、針で注入するダメージがあるので胚盤胞(5日間ないし6日間培養し、成長した受精卵)到達率は体外受精の方が高くなります。

基本的には胚盤胞になったものを移植するので、胚盤胞にならなければ移植できません。

なかなか胚盤胞にならない方は3日目まで育てた初期胚を移植するという方法もありますが、やはり5日間育つ力がある胚盤胞の方が妊娠率は高いのです。

ということはやはり体外受精(ふりかけ法)ができるように

採卵数を増やすことと、精子力を上げておく必要がある

と言えます。

採卵数を増やそう

先ほどお伝えしたように採卵数が少ないと顕微授精が選ばれる傾向にあります。

数がある程度採れれば、体外受精(ふりかけ法)やスプリット法(体外受精と顕微授精を半々)を選ぶことができます。

顕微授精一択では無くなるので、選択の幅が出てきます。

当院の施術を受けると約3か月以降から採卵数が増えていく傾向にあるので、採卵数が増えない方はご相談ください。

精子力をあげて体外受精(ふりかけ法)に

採卵は体に負担が大きくかかるので、できるだけ一回で終わらせたいところです。

その採卵の際に精液所見が悪いからと顕微授精にならないようにすることが男性の頑張りどころです。

これからの季節は気温が高くなり、股間も蒸れてくるので、極力通気性が良くなるようにしてください。

スーツや制服は仕方ありませんが、私服は半ズボンをおススメします(下着は常にトランクスで)。

できるだけ股間を涼しく保つ工夫をして下さいね。

それでもなかなか精液所見が良くならない方はご相談ください。

五月が丘鍼灸治療院 内名博志

院長顔写真

院長 内名 博志

昭和60年生まれ
明治鍼灸大学(現、明治国際医療大学)卒

日本不妊カウンセリング学会:不妊カウンセラー
一般社団法人JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関):理事

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