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院長ブログ・お知らせ

精子濃度と運動率が半年で3倍に!

46歳、来院前の精液所見では顕微授精一択だった方が半年の施術の後、精液所見が3倍になり体外受精(顕微授精とのスプリット)をするまでに改善しました♪

その方の精液所見は濃度1800~1900万/ml、運動率22~40%でしたが、

半年後には濃度5400万/ml、運動率69%まで上昇しました!

ちょうど採卵の時にこの数値が出たので、顕微授精一択だったのが、体外受精(ふりかけ)も可能となり、体外受精半分、顕微授精半分のスプリットをすることができました♪

体外受精と顕微授精では顕微授精の方が受精率は高いが、針で刺すダメージがあるので受精してからの成長は体外受精で受精した胚の方が良いと言われています。

顕微授精ではダメージを和らげるピエゾICSIや腕の良い培養士の方がやればそこまでダメージを受けないとも聞きますが、そもそもピエゾICSIを導入していない病院も多いですし、培養士の方の腕は外からではわかりません。

同じ施設においても腕の良し悪しはあると思うので、培養士の方の腕にあまり左右されないように極力ふりかけも交えた方法をとれると良いと考えています。

しかし精液所見が悪かったり、採卵数が少ないと顕微授精一択になるので、選ぶ余地がありません。

もちろん両方やった結果、顕微授精だけ胚盤胞になったなど顕微授精が合う方もいたり、体外受精だとそもそも授精しないことや多精子受精のリスクもあるので顕微授精を否定はしません。

むしろ抗セントロメア抗体などの抗核抗体が高い場合だと顕微授精の方が良い場合もあると思います。

なので顕微授精一択になる状況ではなく、両方できる状態を作っておくことが大切なのではないでしょうか。

精子は出来上がるのに74日かかります。

なので三か月を過ぎたあたりから改善されてくる方が多いですが、この方は四か月目を過ぎたあたりから変わってき始め、五か月目には運動率が66%になりました(濃度はさほど変わらず)。

また今回の採卵で奥様が39歳ながら、胚盤胞4つ、二日目胚1つ凍結できました!

受精卵の成長に精子の力は必要不可欠なので、改善された効果がここにもあったと思います。

グレードも良いので、今後に期待です♪

五月が丘鍼灸治療院 内名博志

院長顔写真

院長 内名 博志

昭和60年生まれ
明治鍼灸大学(現、明治国際医療大学)卒

日本不妊カウンセリング学会:不妊カウンセラー
一般社団法人JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関):理事

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