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院長ブログ・お知らせ

妊娠維持にはリラックスすることが大切!

妊娠 リラックス


目次
1.過度な不安や緊張は妊娠維持にマイナス
2.妊娠初期の過ごし方
3.鍼灸でできること

1.過度な不安や緊張は妊娠維持にマイナス

こんにちは、五月が丘鍼灸治療院院長の内名(うちみょう)です。
先日、知り合いの鍼灸師の先生からとても重要な情報をシェアしていただきました。

妊娠初期(~15週まで)のラセン動脈という子宮内膜にある赤ちゃんを栄養する血管の太さは、わずか0.05mmしかないようです。

このラセン動脈は「妊娠初期に限り」母体の交感神経のみに支配され、交感神経が血管の太さを調節しているそうですが「過度な不安や緊張」は交感神経を過剰に刺激し、血管を細めてしまう可能性があるようです。

交感神経が働くと血管は血管は収縮し、流れが速くなるのですが、過度な不安や緊張が続くと収縮しっぱなしになり血管が細くなってしまうのです。

赤ちゃんに栄養を送る大切な血管が細くなってしまっては大変(^^;

卵巣・子宮血管

またラセン動脈は妊娠中期には0.05mmから0.5mmまで太くなる(なんと10倍も!)そうで、いかに大切な血管かがわかりますよね。

2.妊娠初期の過ごし方

過度な緊張や不安がラセン動脈を細くさせる可能性があることはわかりましたが、妊娠がわかってからも胎嚢確認や心拍確認、その後きちんと成長するかいつまで経っても不安は尽きないと思います。

これは皆さん一様にそうだと思うので、不安や緊張に駆られることが悪いとは思いません。

ただ妊娠するまでにあなたは沢山頑張って来たはずです。
その頑張りが報われた結果妊娠することが出来ているので、その後は

やることはやった!!

とドンと構えていて下さい(^^♪

ちなみに妊娠がわかってからもそうですが、タイミング後や移植後も同様です。
できるだけリラックスして過ごしましょう♪

3.鍼灸でできること

不妊鍼灸

とは言っても不安や緊張を0にすることは難しいですよね。

さらに日常生活においてもストレスはかかるので、これによっても交感神経が刺激されてしまいます。

様々な要因で過緊張状態になってしまった交感神経を落ち着かせるには実は鍼灸が有効なのです♪

私は卵巣動脈(卵子に栄養を与える血管)や子宮動脈(子宮内膜に栄養を与える血管)の血流が増えると科学的に証明された鍼灸手技で施術するのですが、それ以外にも交感神経の緊張を取る目的で施術することも可能なので、不安症や緊張が強い方はこのような施術を行います。

自分の気持ちの持ちかたも大切ですが、それにプラス外からも緊張を緩めてあげるとさらに良いのではないでしょうか。

また今までは妊娠9週を卒業の一つの目途としていましたが、この情報を得てからはできれば15週まで来てもらった方が良いのか今は思案中です。

今後は患者さんにはこのようなことがあると知ってもらった上でどうするか相談しながら卒業タイミングを決めていこうかなと思います。

情報元のブログはこちらから
不育症・着床障害のブログ~ドクター青木の日々感じていること~
https://jp.bloguru.com/dr-aoki/330685/2018-08-11?fbclid=IwAR35OWUcflslm0Ds3OAH0qEz7-oXdzCgvtcQ3jLYWsUiEa6n5n-_cwCeXfc

院長顔写真

院長 内名 博志

昭和60年生まれ
明治鍼灸大学(現、明治国際医療大学)卒

日本不妊カウンセリング学会:不妊カウンセラー
一般社団法人JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関):理事

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