前回のブログでは新型コロナウイルスワクチンの精子に対する影響についてご紹介しました。
今回は女性に対して日本産科婦人科学会や米国生殖医学会がどのような見解なのかをご紹介致します。
結論から言いますと、どちらの学会も
ワクチン接種を推奨しています
日本産科婦人科学会
http://www.jsog.or.jp/news/pdf/20210617_COVID19.pdf
以下抜粋です
新型コロナウイルス(メッセンジャーRNA)ワクチンは、これまで医療従事者や高齢者を中心に接種が行われて きましたが、今後は基礎疾患を持つ方、それ以外の方へと順次拡大されます。
皆さまが最も関心のある「妊婦さんへの接種」については、すでに多くの接種経験のある海外の妊婦に対する ワクチン接種に関する情報では、妊娠初期を含め妊婦さんとおなかの赤ちゃん双方を守るとされています。
また、 お母さんや赤ちゃんに何らかの重篤な合併症が発生したとする報告もありません。
したがって日本においても、希 望する妊婦さんはワクチンを接種することができます。
妊婦健診は普段通り受けていただき、産婦人科施設以外で接種を受ける場合は、その前にかかりつけ医にワ クチン接種の適否に関してご相談ください。
その他にも続きがありますので、気なる方はリンクから直接読んでみてください。
また以前は胎児の器官形成が終わる12週以降を推奨しておりましたが、いつでもOKというスタンスにかわったようです。
米国生殖医学会
ASRM, ACOG and SMFM Issue Joint Statement: Medical Experts Continue to Assert that COVID Vaccines Do Not Impact Fertility
米国生殖医学会(ASRM)、 米国産科婦人科学会(ACOG)、 および母体胎児医学会(SMFM)の声明では新型コロナウイルスワクチンは妊娠に影響を与えないと主張しています。
文中に数百万人にワクチンを打った結果、不妊になるというエビデンスは無いと記載されていますので、「ワクチンによる不妊」を懸念されている方は安心できるのではないでしょうか。
子宮頸癌ワクチンによる副作用が騒がれた時もワクチンにより不妊になるということが言われていたみたいですが、色々な情報を自分で取捨選択していかなければいけないですね。
五月が丘鍼灸治療院 内名博志
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